体も心も健やかに。布袋様が目印の薬屋さん｜竹谷健寿堂

浜町アーケードと観光通りの十字路近くにある「竹谷健寿堂」。

店の真向かいにはストリートピアノがあります。

入り口の大きな布袋様とレトロな看板がとても印象的な薬局です。

浜町商店街の中でも古くからある薬屋さん

その歴史は古く明治５年から続く薬屋さんで、多くの古写真や長崎歴史文化博物館所蔵の絵巻にも描かれています。

１５０年の歴史を持つ竹谷健寿堂は初代竹谷藤吉があかぎれの効薬（神力膏・神力湯）の免許を得て創業されました。

お店のシンボルである布袋様は立派なおなかをさすった後、自分の体の治したい部分をさすると効果があるといわれているそう。

ちなみに現在の布袋様は２代目で、初代は布袋様と一緒に福禄寿様も飾られていました。

そしてその横には立派なご神木があります。

元は町奉行の庭に植えられていた樹木で、刀で切っても切れなかったことから神が宿るとされご神木として大切にされています。

店内にはほっこりするディスプレイの数々

季節感あふれる店内中央の飾りつけは月に一度、５代目の竹谷和子さんが行っているそうです。ひと足早くお正月のお飾りがしてありました。

その思いを伺いました。

「ここに来る方は身体の不調もあるが、心も穏やかではない人が多い。

だからこそ、季節感のある店内で迎えることで心穏やかになってほしい。」とのこと。

ほかにも天井には縁起の良い八角形に四季の写真、（すこやかに美しく）の文字。

ほかにもくんちの出し物の絵なども飾られています。

温かい竹谷健寿堂さんの心遣いが伝わります。

地域の薬局として

店内は調剤薬局があり、漢方薬や健康茶、レディース用品の販売なども行っています。

満面笑顔の布袋様にも、穏和なスタッフさんにも元気がもらえる薬局です。